学資保険は月々いくらかける?月1万円が保険料の目安

1万円札の福沢諭吉

 学資保険の保険料の目安が月1万円、保険金額は約200万円です。

 保険料の目安が月1万円の理由は、家計から出しやすい金額のほか、児童手当をそのままスライドさせることができるからです。

 月々1万円で、200万円貯めれば、およそ国公立大学の学費4年間、私立なら2年分の学費分となります。

 月1万円の保険料の学資保険は多く、返戻率が高い保険には、ソニー生命の学資保険、明治安田生命「つみたて学資」、フコク生命「みらいのつばさ」などがあります。

  1. 学資保険が月1万円が目安の理由
  2. 保険料が月1万円の学資保険のおすすめ

学資保険が月1万円が目安の理由

 「学資保険の保険料を月々いくらにすればいい?」
 yahoo知恵袋で多いのがこの質問です。

 学資保険の保険料ですが、月1万円が目安になります。

 子供の教育費は貯めたいけれど、家計も苦しい。毎月1万円なら妥当かな?という感じですね。

 できれば多く貯めたいところですが、学資保険は、途中解約すると元本割れするため、安心して払える金額にすることが大事です。

 毎月1万円が学資保険の保険料として、家計から払いやすい金額になります。

 なお、毎月1万円の出費はつらいかもしれませんが、児童手当を使えばOKです。

 ちなみに、学資保険を月1万円かけると保険料総額は約200万円になります。

 国公立大学の学費分くらいなので、月1万円の学資保険に入っておけば、大学の教育費に安心感が出ます。

児童手当の支給額

 学資保険分としても使えるのが児童手当です。

 支給対象は中学修了時までの国内に住所を有する子供で、15歳に到達後の最初の年度末まで支払われます。

 3歳までは、月々1万5000円、3歳から中学卒業までは、月々1万円(第3子以降は1万5000円)が支給されます。

 なお、年収960万円までの所得制限があります。

年齢 手当て月額
0~3歳未満 一律15,000円
3歳~小学校修了まで 第1子、第2子:10,000円(第3子以降:15,000円
中学生 一律10,000円

 児童手当は、そのままにしておくと家計に消えてしまいがちです。
 子供の将来のために、学資保険で貯めておいた方が有意義です。

月々1万円で学費をどれくらいカバーできる?教育費の目安

 月々1万円の学資保険で学費をどれくらいカバーできるかということですが、保険金額200万円で国公立なら4年間、私立だと2年弱の学費がカバーできる計算になります。

 その根拠になるのが、統計データです。
 独立行政法人日本学生支援機構の平成28年度学生生活調査によると、年間の大学の学費が国立で497,300円、公立で520,200円、私立で1,051,200円となっています。

 保険金額200万円あるときの払える学費の目安となります。

 教育費には、幼稚園、小学校、中学校、高校とかかります。

 大学以外にもかかりますが、幼稚園には助成金があり、小学校、中学校は義務教育、高校についても無償化の政府の方針です。

 学資保険は、銀行預金、国債など、元本保証の商品と比べると、高い利率です。

 子供が将来、国公立大学に進むか、私立大学に進むかは分かりませんが、学資保険で月額1万円を貯めておけば、大学の学費は、ある程度カバーできます。

保険料が月1万円の学資保険のおすすめ

 保険料が月1万円あたりの学資保険を下記の表にまとめました。(30歳男性、子供0歳の場合)

 月1万円あたりの保険料は、人気のある価格帯なので、各社の学資保険が揃っています。

 各商品ともに支払い時期、満期日に違いがあるので、気になる保険は、保険名をクリックして確認してください。

 1番のおすすめは、ソニー生命の学資保険です。
 子供の年齢が0歳、1歳なら、返戻率が高くなります。また月5000円程度と保険料を抑えた場合でも、返戻率が一番高くなります。

 2番目のおすすめが、明治安田生命「つみたて学資」です。
 15歳支払い済みなので、保険料の支払いが早く終わるメリットがあるほか、2歳なら明治安田生命の方が返戻率が高くなります。

 3番目のおすすめが、フコク生命「みらいのつばさ」です。
 フコク生命も2歳以降も返戻率が高水準、兄弟割引もあります。

 学資保険ではないですが、オリックス生命「終身保険ライズ」も返戻率が高くなります。
 20年払いなので、保険料の受け取りが遅れますが、死亡保障がついていること、クレジットカード払いができることで人気があります。

保険商品名 月額保険料
保険金総額
返戻率
満期
ソニー生命の学資保険 Ⅲ型 8916円
200万円
103.8%
22歳
オリックス生命 終身保険ライズ 9807円
約244万円
103.7%
20歳
明治安田生命 つみたて学資
※15歳払済
10,814円
200万円
102.7%
21歳
ソニー生命の学資保険 Ⅱ型 9080円
200万円
101.9%
18歳
みらいのつばさ ジャンプ型 9614円
200万円
101.9%
22歳
ニッセイの学資保険 9555円
210万円
101.7%
22歳
JA共済「こども共済 学資応援隊」 9222円
200万円
100.4%
22歳
かんぽ生命 はじめのかんぽ 9555円
200万円
95.4%
21歳

 なお、月1万5000円前後出してもいいなら、10歳払い済みなどの短期払いがおすすめです。

 毎月の支払いは多くなりますが、保険料の支払いが早く終わるほか、返戻率も上がります。

 10歳くらいまでは、子供の教育費もあまりかからないので、そのうちに払ってしまうとお得になります。

⇒学資保険の返戻率をアップさせる方法、10歳払い済み、15歳払い済みなどの短期払い

ソニー生命の学資保険

ソニー生命

返戻率:103.8%、利率:0.388%

 返戻率が高いことで人気なのがソニー生命の学資保険です。
 3つのタイプがありますが、返戻率が高いのがⅢ型で、18~21歳まで毎年40万円受け取れます。
【条件】22歳満期、契約金額200万円、月額8916円、18歳払い

明治安田生命「つみたて学資」

明治安田生命

返戻率:102.7%、利率:0.236%

 2歳以上なら高い返戻率なのが、明治安田生命のつみたて学資です。
 18~21歳まで毎月50万円受け取れます。
 15歳で支払いが終わるメリットもあります。
 
【条件】15歳払い済み、21歳満期、契約金額200万円、月額10,814円

フコク生命「みらいのつばさ」

フコク生命

返戻率:101.9%、利率:0.178%

 2歳以上なら返戻率が高いのがフコク生命です。
 返戻率が高いのがジャンプ型。兄弟割引があり、兄弟で入るならお得です。
【条件】22歳満期、契約金額200万円、月額9614円

オリックス生命「終身保険ライズ」

オリックス生命のライズ

返戻率:103.7%、利率:0.345%

 低解約返戻型の終身保険で学資保険としても使えます。死亡保障がつくほか、カード払いもOKです。
【条件】20年積立、保険金額約244万円、月額9,807円

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