学資保険を返戻率の高さで選ぶ理由

入学式 学資保険を返戻率の高さで選ぶ理由は、教育資金の積み立てが一番大事な目的だからです。

 返戻率(戻り率)は、掛けた保険料に対して、どれだけの保険金が返ってくるかという率で、下記の式で表されます。

「返戻率」=「満期保険金」+「祝い金」÷「支払い保険料の総額」

 例えば、保険金額200万円で、月額9080円で18歳払い済みの保険であれば、200万円÷(9080円*12*18=1,961,280)=約101.9%となるわけです。

 学資保険は、保険金額やいつまで払うか、いつ保険金の支払いがあるかにより、様々なパターンがあります。

 どの保険が有利かを図るために、返戻率が指標としてあるわけです。

 保険によっては、医療保険や生命保険、ケガに対する保険などがついていて、色々な補償がある分、有利に見える場合があるかもしれません。

 ただ、色々な補償がついた保険は、保険料が高くなります。

 トクに、子供の保険については、それが顕著。医療保険については、児童医療等の補助の仕組みがあり、子供に対する生命保険も基本的には不要です。

 もしもの時のために入る場合でも、月額1000円に割戻金がある共済に入れば、ほぼOK!逆にしっかりとしたものが欲しければ、ミックスした保険よりも、ちゃんとした医療保険を選ぶべきと言えます。

 学資保険は、教育資金の積立のみを考えた保険を選ばなくてはいけません。
 つまり返戻率の高い保険会社を選ぶということです。

 何も考えずに選ぶと、最悪、元本割れなど、払った金額分も戻ってこないことになります。高いところを選べば、105%を超える返戻率の学資保険もあります。損しないためにも学資保険は返戻率の高さをしっかり確認しましょう。

利率にも注目

 学資保険の利率は、銀行預金と比べると、高くなっています。

 例えば、ソニー生命の学資保険Ⅲ型(18歳払い済み)で約0.328%となっており、銀行の定期預金と比べて有利になっています。

 このページの下部でも紹介しますが、返戻率と同様に、支払いを早く終わらせるプランを利用すれば、さらにアップ。ソニー生命の学資保険Ⅲ型(10歳払い済み)で約0.934%となります。

 学資保険は、子供の教育資金の積立のために、他の投資商品と比べて有利かもしれません。下記のランキングより、返戻率、利率を確認してみてください。

学資保険を返戻率と利率でランキング

 条件をそろえないとわかりづらいので、契約者30歳男性、子供男の子0歳、契約期間18年で、保険契約金額を200万円(ちょうどにならないものは、近い金額)、返戻率に影響するので、特約の付加はなしというものにしています。

 2017年ソニー生命が非常に強かったのですが、11月2日の保険料改正で、返戻率が下がりました。

 通常の支払い方法であれば、返戻率、利率はオリックス生命の終身保険ライズが上になります。

 ただ、10歳払い済みなど、短期に払う仕組みを使えば、ソニー生命や明治安田生命の学資保険が高い返戻率になります。

 なお、かんぽ生命、アフラックの学資保険は、返戻率が100%を割り込んでいるため、利率は計算していません。

※2017年10月16日調べ

オリックス生命「終身保険ライズ」

オリックス生命のライズ

返戻率:104.6%(20年積立)
利率:0.431%

 低解約返戻型の終身保険で学資保険としても使えます。死亡保障がつくほか、カード払いもOK
【条件】20年積立、保険金額約247万円、月額9,858円

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ソニー生命「ソニー生命の学資保険 Ⅲ型」

ソニー生命

返戻率:103.8%、107.2%(10歳払い済み)
利率:0.328%、0.934%(10歳払い済み)

 2017年4月の保険料改正でも返戻率は変わらず!ソニー生命の大学の学費のための保険です。10歳払い済みを選べば、さらに返戻率がアップ。年払いを選べば、さらにアップします。
※外貨で運用するプラン(プラン1で108.4%の返戻率)も新発売となりました。
【条件】22歳満期、契約金額200万円、月額8916円、18歳払い

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ソニー生命「ソニー生命の学資保険 Ⅱ型」

ソニー生命

返戻率:101.9%、104.8%(10歳払い済み)
利率:0.205%、0.854%(10歳払い済み)

 ソニー生命で大学入学時に満額受け取れるタイプです。ソニー生命は、返戻率の高さで昔から人気です。
【条件】18歳満期、契約金額200万円、月額9080円、18歳払い

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明治安田生命「つみたて学資」

明治安田生命

返戻率:102.7%(15歳払い済み)、104.7%(10歳払い済み)
利率:0.432%(15歳払い済み)、0.664%(10歳払い済み)

 返戻率がいいのは15歳払い済みだから。早期に払ってしまうことで高い返戻率を実現しています。18歳、19歳、20歳、21歳に各50万円、10歳払い済みにすれば、さらに返戻率がアップします。
【条件】15歳払い済み、21歳満期、契約金額200万円、月額10,814円

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ソニー生命「ソニー生命の学資保険 Ⅰ型」

ソニー生命

返戻率:101.7%(10歳払い済み)
利率:0.243%(10歳払い済み)

 ソニー生命のⅠ型は、中学入学、高校入学、大学入学と節目に応じて祝い金がもらえるタイプの保険です。
12歳36万円、15歳36万円、18歳120万円
【条件】18歳満期、契約金額192万円、月額15,732円

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フコク生命「みらいのつばさ ジャンプ型」

フコク生命

返戻率:101.9%、105.5%(11歳払い済み)
利率:0.206%、0.830%(11歳払い済み)

兄弟割引があることで人気のフコク生命。兄弟割引がなくても、単独で高い返戻率です。
【条件】22歳満期、契約金額200万円、月額9614円

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日本生命「ニッセイの学資保険」こども祝金なし型

日本生命

返戻率:101.7%、107.8%(5年払い)
利率:0.170%、1.634%(5年払い)

 大手日本生命の学資保険も、魅力的な学資保険を登場させています。5年払いのプランを選べば、返戻率が最大108.2%(※契約金額300万円の場合)
【条件】22歳満期、契約金額210万円、月額9555円

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フコク生命「みらいのつばさ ステップ型」

フコク生命

返戻率:101.2%、104.7%(11歳払い済み)
利率:0.136%、0.554%(11歳払い済み)

 フコク生命でも、こちらは、幼稚園、小学校、中学校と、進学するたびにお金が祝い金がもらえるタイプの保険です。3歳5万円、6歳5万円、12歳10万円、15歳10万円、18歳70万円、20歳10万円、22歳100万円
【条件】22歳満期、契約金額210万円、月額10170円

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かんぽ生命「はじめのかんぽ」

かんぽ生命

返戻率:95.2%

 2017年4月の改正で返戻率がさらに下がりました。
【条件】21歳満期、契約金額200万円、月額9700円

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アフラック「夢見るこどもの学資保険」

アフラック

返戻率:96.2%

 CMでおなじみのアフラック、返戻率の高さで人気だったのですが、2017年1月に保険料改正、元本割れする保険になってしまいました。
【条件】18歳満期、契約金額180万円、月額8658円

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 さらに詳しい学資保険29商品のランキングはこちらから→学資保険利率ランキング

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返戻率をアップさせる方法その1、10歳払い済み、15歳払い済みなど早期払い

 学資保険の返戻率をアップせる方法というか、返戻率が高い学資保険には、共通点があります。

 ソニー生命の学資保険・明治安田生命つみたて学資がそうですが、10歳払い済み、15歳払い済みと、早く保険料を払い終わることで、運用期間を延ばして、返戻率をアップさせていることです。

 例えば、ソニー生命のⅢ型は、通常の返戻率は、約103.8%ですが、10歳払い済みにすると、約107.2%になります。

 2017年4月以降、早期に支払って、返戻率をアップさせている学資保険が増えてきています。

 フコク生命や、日本生命も導入していて、日本生命(ニッセイの学資保険)だと、5年払いという制度があり、かなり返戻率をアップさせることができます。

 上記のランキングで、最大の返戻率を書いていますが、それらのほとんどが10歳払い済み、15歳払い済みなどを選んだパターンになっています。

返戻率その2、年払い、半年払い-契約後でも使えます

 学資保険の契約後でも使えるのが、年払い、半年払いなどのまとめばらいです。

 ソニー生命なら、保険料を払う際に、月額払いだけでなく、半年払いや年払いを選ぶことが可能です。
 下記の表は、ソニー生命のⅢ型(10歳払い済み)をまとめて払った場合を調べた表ですが、最大約108.0%まで返戻率を高くすることが可能です。

 まとめ払いは、金額的には大きくなるので、しんどいかもしれませんが、ボーナスをうまく活用すると可能になります。毎月払う保険金額を年払い、半年払いとまとめることで、支払い保険料総額も安くなるので、返戻率にこだわるのであれば、選んでみたいところです。

払いこみ方法 保険料総額 返戻率
月払い 1,864,800円 約107.2%
半年払い 1,858,560円 約107.6%
年払い 1,850,800円 約108.0%

返戻率をアップさせる方法その3!学資保険の一括払い

 返戻率をアップさせる究極の方法ともいえるのが一括払いです。学資保険の全保険料を一括納付すれば、かなり高い返戻率となります。

 保険会社のホームページなどでは具体的に返戻率がいくらという表示はありませんが、加入時に相談すれば、プランの提示があるようです。

 ただ、考えたいのは、まとまったお金があるのであれば、学資保険に預ける必要がないのでは?ということです。

 学資保険は、大学入学など、将来の学費のために貯蓄するための保険というのがメインです。すでにそれだけのお金があるのであれば、できるだけ利率のいい預金などに預けてもいいかもしれません。
 今の利率では、学資保険のほうが金利がいいかもしれませんが、早期に預けて、子供が大学入学までの18年などの長い間、そのお金に手をつけることができないのは、リスキーかと思います。

 おじいちゃん、おばあちゃんが、孫のために学資保険をプレゼントしてくれるのであれば、ありがたく受け取ってもいいかもしれませんが、返戻率だけで、一括払いするのは、少しもったいないような気がします。

 あくまでも学資保険は、普通では貯めるのが難しい教育資金を保険料という形である程度強制的に払うことで、まとまったお金をためるための仕組みだと思います。

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