JA共済のこども共済「学資応援隊」クレジット払いOK、小学生でも加入できる【FP監修】

JA共済の学資保険学資応援隊

 農協の学資保険こと、JA共済の学資保険が「JA共済のこども共済 学資応援隊」です。

 学資応援隊は、学資金がメインの返戻率の高いタイプ。

 このほか、祝金+子供の死亡保障がついた「にじ」、さらに子供の死亡保障が手厚くなった「えがお」があります。

 学資金型の学資応援隊は、2019/4/1に共済掛金(保険料)の改定があり、給付率(返戻率)が102.6%(年払い)と下がりました。
 月払いの返戻率は98.3%なので、加入するなら年払いです。

(2020/7/5情報更新)

  1. JA共済のこども共済「学資応援隊」はこんな学資保険
  2. JA共済のこども共済「学資応援隊」の4つのメリット
  3. JA共済のこども共済「学資応援隊」の返戻率
  4. JA共済のこども共済「にじ」と「えがお」
  5. JA共済のこども共済「にじ」と「えがお」の返戻率
  6. 学資応援隊の口コミ
  7. 学資応援隊キャンペーン:アンパンマンはらまきプレゼント
  8. まとめ:学資保険を選ぶなら、ほかの保険

JA共済のこども共済「学資応援隊」はこんな学資保険

 アンパンマンのCMでおなじみのJA共済の学資保険が、JA共済のこども共済「学資応援隊」です。

 22歳満期の学資金型の共済で、18歳から22歳までの5年間学資金が受け取れます。
 共済金額300万円では、18歳から22歳まで、毎年60万円ずつ受け取れます。大学の学費として使える学資保険です。

 さらに、子供が病気や災害で所定の後遺障害を負ってしまった場合や、共済掛金の払込が終わった後に死亡した場合に300万円の保障。掛け金の払込が終わる前に子供が死亡した場合は、加入してからの経過した年数に応じた保障があります。

 万が一の保障がある分、他の学資保険より保障は充実していますが、そのため返戻率は劣ります。

商品名
学資金 子供の保障
学資応援隊
18歳60万円
19歳60万円
20歳60万円
21歳60万円
22歳60万円
病気または災害で後遺障害のとき300万円
病気または災害で死亡のとき経過年数に応じた額(300万円X経過年数÷払い込み期間)

JA共済の加入資格について

 JA共済は、農協の組合員なくても加入が可能です。

 出資金を支払って准会員となることで、共済に加入することができます。

JA共済のこども共済「学資応援隊」の4つのメリット

 返戻率は若干のデメリットですが、学資応援隊には、4つのメリットがあります。

クレジットカード払いができる

 JA共済のこども共済「学資応援隊」はクレジットカード払いができるようです。

 こども共済のしおり・約款の49Pの共済掛金の払込方法として、口座振替扱い、持参扱い、クレジットカード扱いが紹介されています。

 クレジットカード払いを利用すれば、ポイント分トクをします。

 楽天カードで1%、リクルートカードで1.2%、返戻率がその分、プラスされるイメージですね。

月々5000円から入れる

 学資応援隊は、掛金が月々5000円程度から加入することが可能です。
 共済金額を100万円から1000万円まで、100万円刻みで選ぶことができ、100万円の場合は月4709円の掛金となります。(※30歳男性、子ども0歳の場合)

 家計にひびかないくらいの金額で入りたいという人には、うれしい保険です。

 なお、5000円から入れる学資保険には、学資応援隊のほか、ソニー生命、明治安田生命のじぶんの積立などもあります。
 学資保険を月々5000円からにした場合の返戻率ランキング

子供が12歳まで加入できる

 学資保険には年齢制限があり、ソニー生命で3歳、明治安田生命で6歳、フコク生命で7歳を超えると、加入することができません。

 JA共済は、12歳まで加入ができるので、子供が小学生になっても、学資保険に加入することができます。

 ただ、小学生からなら、ほかにも返戻率の高い保険があります。
 小学生から入れる学資保険について詳しくはこちら

子供の保障がある

 学資応援隊には、子供の保障がついています。

 子供の生命保険の必要性については、考えるところがあるかもしれませんが、後遺障害についての保障があるところはメリットです。

JA共済のこども共済「学資応援隊」の返戻率

 JAの学資保険「学資応援隊」の返戻率は、ネット広告などでは、102.6%(30歳男性、0歳の子供の場合)となっていますが、年間162,441円を18年間払う年払いタイプ、一般的な月払いタイプではないところに注意が必要です。

 学資応援隊のシュミレーションをしてみると、18歳満期の月払いタイプの場合、共済金額300万円で、月14,127円で返戻率は98.3%です。

 月払いでは元本割れするので、年払いで加入する方がおすすめです。

 また、12歳払い済みでは、返戻率がアップ。12歳払い済みで年払いをすると、返戻率が105.7%までアップします。

 払い込みタイプごとの返戻率を表にしました。(共済金額300万円、30歳男性、子供の年齢0歳の場合)

払済 払い込みタイプ 共済掛金 返戻率
利率
18歳 月払い 14,127円 98.3%
18歳 年払い 162,441円 102.6%
0.244%
12歳 月払い 20,559円 101.3%
0.098%
12歳 年払い 236,412円 105.7%
0.414%

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JA共済のこども共済「にじ」と「えがお」

 JA共済のこども共済には、祝金型として、「にじ」「えがお」の2つのプランがあります。

 「にじ」は、幼稚園、小学校、中学校、高校の入学時にも祝金が受け取れる共済です。

 共済金額300万円の場合、3歳15万円、5歳30万円、11歳30万円、14歳60万円、17歳90万円、22歳満期に75万円が受け取れます。

 これに災害で万一の場合の500万円と、病気で万一の場合の300万円の保障がつきます。

 「えがお」は、にじと祝金、共済金額の保障は同じですが、万が一の保障が、6~14歳で災害1000万円、病気900万円、15~22歳で災害1700万円、病気1500万円と増額されます。

 「にじ」「えがお」ともに養育年金がついたものと、なしのプランがあります。

 養育年金付きのプランの場合は、契約者(親族)が万が一の場合に、入学祝金や満期共済金とは別に、毎年、決まった額の養育年金を一定期間、受け取ることができます。

商品名
学資金・祝金 子供の保障
こども共済「にじ」
(幼稚園入園前)3歳15万円
(小学校入学前)5歳30万円
(中学校入学前)11歳30万円
(高校入学前)14歳60万円
(大学入学前)17歳90万円
22歳75万円
災害で万一のとき500万円
病気で万一のとき300万円
こども共済「えがお」
(幼稚園入園前)3歳15万円
(小学校入学前)5歳30万円
(中学校入学前)11歳30万円
(高校入学前)14歳60万円
(大学入学前)17歳90万円
22歳75万円
・災害で万一のとき
(0~5歳)500万円
(6~14歳)1,100万円
(15~22歳)1,700万円
・病気で万一のとき
(0~5歳)300万円
(6~14歳)900万円
(15~22歳)1,500万円

JA共済のこども共済「にじ」と「えがお」の返戻率

 JA共済のこども共済「にじ」と「えがお」の返戻率ですが、保障が充実している分、学資応援隊よりも低くなります。

 通常の月払いであれば、にじの返戻率は93.3%、えがおの返戻率は89.5%。ともに元本割れします。

 年払いでも元本割れするので、教育資金を貯める目的なら、標準的なプランの学資応援隊の方がおすすめです。

払済 払い込みタイプ 共済掛金 返戻率
にじ
18歳 月払い 14,874円 93.3%
18歳 年払い 171,045円 97.4%
えがお
18歳 月払い 15,525円 89.5%
18歳 年払い 178,518円 93.3%

学資応援隊の口コミ

学資応援隊の口コミ

 JAの学資応援隊ですが、ママリ口コミ大賞の学資保険部門で、2019年春、秋と連続1位になっています。

 ママリは、妊活・妊娠・出産・育児に関する情報サイトです。

 ママリ口コミ大賞の口コミはこんな感じです。

「第一子の時は学資保険の事を考える余裕もなく、第二子を妊娠してから学資保険を探し始めました。
今は返戻率が低い学資保険ばかりだったので入らなくてもいいかなと思っていましたが、 ・出生前に加入 ・年払い ・受け取り時期を遅くする事で返戻率が高くなったのでJAの学資保険に入りました。 担当の方もとても対応が良かったです。 息子の大好きなアンパンマンのお食事エプロンももらえてよかったです!」

「今はなかなかいい利率がないなか、JAのこども共済は他の学資保険に比べて当時利率が良いと感じました。受け取り方も一括で受け取る方法や毎年受け取る方法のどちらかを自分で決めることができます。とても魅力的です。」

「お祝い金が複数回もらえること、年払いにしたら給付率が100%を超えることで決めました。HPから資料請求したときと、窓口で見積もりを出したときにプレゼントがもらえる事も検討したきっかけでした。」

 年払いをした場合の利率・給付率の良さがポイントのようです。

ママリ口コミ大賞の口コミはこちら

学資応援隊キャンペーン:アンパンマンはらまきプレゼント

こども共済資料請求キャンぺーン

 学資応援隊では、こども共済資料請求キャンぺーンを実施しています。

 実施期間は、2021年3月26日(金)まで。

 キャンペーン期間中に、JA共済の学資応援隊公式サイトから資料請求をすると、先着60,000名にJA共済オリジナルアンパンマンはらまきがプレゼントされます。

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JA共済のこども共済の公式サイトはこちら

JA共済のこども共済学資応援隊のシュミレーションはこちら

まとめ:学資保険を選ぶなら、ほかの保険

 まとめです。

 JA共済のこども共済「学資応援隊」は、CMの露出もあり、ママリ口コミ大賞2019に選ばれたり、人気がある学資保険ですが、2019年4月の共済掛金改正もあり、返戻率が下がりました。

 月払いでは、元本割れするので、教育資金を積み立てる目的としては、不利になりました。

 JA共済の学資応援隊を選ぶなら、ほかの学資保険の方が返戻率的に有利になります。

 学資応援隊と同じ、18~22歳に学資金が受け取れる保険には、明治安田生命の「つみたて学資」やソニー生命の学資保険Ⅲ型およびニッセイの学資保険があります。

 明治安田生命の「つみたて学資」は返戻率102.7%、ソニー生命の学資保険Ⅲ型の返戻率は月払いで102.6%、ニッセイの学資保険は101.7%ですが、10歳払い済みなどの早期払い等を使えば、さらに返戻率がアップします。年払いも使えるので、返戻率的に、これらの保険の方が有利です。

 「にじ」および「えがお」の保障ですが、こどもに死亡保障を掛けるのはおすすめではありません。生命保険は、もしもの場合の経済的損失をカバーするものなので、親にかけるべき保険です。

 子供の医療保障なら、共済もしくは、持病になるような病気になった場合に備えて、民間の終身タイプの医療保険に入るべきです。
 子供の医療保険に関しては、下記のサイトなどをご覧ください。
子供の医療保険ランキング

商品名
返戻率
利率
月額の保険料 満期 保険金額
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」(15歳払い済み)
102.7%
0.236%
10,814円 22歳 200万円
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」(10歳払い済み)
104.7%
0.330%
15,910円 22歳 200万円
ソニー生命 Ⅲ型
102.6%
0.2489%
9,020円 22歳 200万円
ソニー生命 Ⅲ型(10歳払い済み)
105.5%
0.3739%
15,788円 22歳 200万円
ニッセイ学資保険
101.7%
0.170%
9,555円 22歳 210万円
104.7%
0.388%
13,350円 22歳 300万円

記事監修FP

記事監修FP

小林だいさく
国公立大学卒業後、保険会社での7年半勤務。FP技能士2級。多数の保険の記事を執筆する。

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